横田石材スタッフBlog

京都府福知山市にある石材店・横田石材のスタッフのブログです 横田石材HPはこちらhttp://www.yokota-sekizai.co.jp/ 旧記事はこちらhttp://ameblo.jp/yokoseki/ 

思いをシンプルに伝えること

 

こんにちは、塩見です。

 

前々回、肺炎についての投稿をしてから早2カ月が経ちましたが、自分の健康状態とは反比例して世の中の状況は悪化してしまいました。

今は安全と思われている地域でも、いつどのような状況に変わってしまうものか分かりませんよね。

平穏に暮らせている今のうちから、まずは自分にできる予防策を一つずつ行っていくこと。

まだまだ気の抜けない、また先の見えない毎日が続きますが、緊張感をもって生活したいものです。

 

その一方で、世界的に新型コロナウィルスの蔓延が取り沙汰されていることから、ここのところ気掛かりになっていたことがありました。

 

それは、長らく連絡が途絶えてしまっている友人たちの安否です。

 

一人はヨーロッパ(おそらく)、もう一人はアジアに住んでいるのですが、言語のハードルもあり、日々の忙しさを理由に長いことメールを送れずにおりました。

 

連絡を取らずにいたことで、知らず知らずのうちに自分の意識からも彼らの存在が遠のいてしまい、ほとんど気にもかけずに過ごしてきたのですが、やはりこのような状況だからでしょうか、「元気かなぁ。」と気になりだしたら相手の今を知りたい気持ちが日増しに強くなり、ついに連絡を取ってみる決心がついたのです。

 

とはいえ、時間が経ち過ぎていて何と書いたら良いのかも思い浮かばず、メールを打つ手が止まります。。。

話したいこと、聞きたいことは次々思い浮かぶのですが、語学力の衰えにより言葉が出てこず、悩めば悩むほど時間だけがむなしく過ぎていきました。。。

 

形式にこだわって言葉を選べず悩んだ挙句、自分が最も聞きたかった相手やその家族の安否を聞く、「あなたを心配しています。」の一言を伝えるだけのシンプルなメールを送りました。

あれもこれも聞きたかったという思いもありますが、まずは自分の思いを伝える一歩を踏み出せたことで、心のモヤモヤがすーっと晴れたように思います。

 

このあと、相手からどのような返事が返ってくるか、また返してもらえる状況にあるのかどうかも分かりませんが、悩んだ時こそ、自分の核心にある思いをごく簡単な言葉でも相手に伝えることの大切さ、重要さを改めて感じました。

まずは思いを伝える第一歩を。

 

それは、たとえ今はもう会えなくなってしまった相手だとしても、思いを伝えることでご自身の気持ちになにかしらかの変化が生まれるのではないのでしょうか。

 

 

 

 

弊社も加盟しております全優石では、「母の日参り」というキャンペーンを行っています。

 

GWに遠方より帰省することが難しくなってしまった状況ではありますが、以前、私の実家がお世話になっているお寺のご住職がお話になった言葉として、亡くなった方のことをふと思い出したとき、それはその方があなたの近くにおられることの表れなのだそうです。

 

そのような時には、心の中で語りかけてみると亡くなった方にも思いは伝わるとのことでした。

 

物理的なお墓参りが難しい方々におかれましては、外出しづらい今だからこそ、静かに心の中で亡くなった方への思いを伝えられる機会となればと思います。