OHAKA ~ちゃんと名前があるんだ編~
こんにちは!
久しぶりのお天気にご機嫌の織田です。
寒いので早く生姜糖発売しないかなぁ~なんて考えながら、干しぶどうを食べてアンチエイジングを狙っています。
そんな私から、タイトルの説明~
OHAKA
お墓の事をもっと知っていただこうと勝手にシリーズ化しちゃいます!
お墓を建てようと思ってからお墓が建つまでの流れや、知っているようで知らない事。石材店ならではの内容になりますので、是非読んでくださいね~
今日は…ちゃんと名前があるんだ編
皆さんは、お墓の名称ご存知ですか?
お恥ずかしい話ですが、私は入社するまで墓地に建っているもの全てお墓だと思っておりました(笑)
よく見ますよね?
石塔・石碑・墓石などと言われます。
石塔の横に建っているのをよく見かけませんか?
こちらも石塔の隣か後ろにある事が多いと思います。
五輪塔といいます。
この3つに名前があるなんて知らず、全て「お墓」という認識で24年間過ごしてきました。
祖父や祖母から聞いた事が必ずあったはずなのに…
ですが、石塔・霊標・五輪塔
これくらいはご存知の方が多いと思います。
お客様とお話しする際、知っておられるていで話してしまう事もあり反省しますが、現物を目の前にしないと説明しづらい事も事実です・・
なので、今日は石塔の細かい名称をご紹介!
こちらは横田石材のデザイン。
弊社ではY型として販売しております。
まずは上から
①竿石(さおいし)
棹石・軸石などと呼ばれることもあります。
「○○家之墓」と彫刻されるのが多いかと思います。
その他に、「○○家先祖代々之墓」や「○○家累代之墓」などもあります。
宗派によって名号・題目を彫刻する場合もあります。
日蓮宗の場合はこのように「南妙法蓮華経」と刻むことが多いです。
変わった書体ですよね?
基本的にこの、髭文字(ひげもじ)で彫刻されます。
続いて
②スリン
座布団・布団と言われる方も。
スリンはいわゆる装飾品です。
同じ装飾品で「蓮華」もございます。
↑は上蓮華と下蓮華が両方付いているタイプ「上下蓮華付き」になります。
ちなみに…横田石材ではスリンより蓮華の方が人気です\(^o^)/
一気にいきます
③上台(うわだい)
④下台(げだい)
⑤芝台(しばだい)
下台に納骨穴が空いておりその穴から納骨出来るようになっています。
芝台は「四ツ石」などとも呼ばれ、その名の通り四つの石で組まれて設置されます。
横田石材では上台にお墓を建てられた年月や、建てられた方のお名前を彫刻する事が多いです。
お墓の基本形として、竿石・上台・下台と3段になっていますが
それぞれに意味があります。
下台・・・過去
上台・・・現在
竿石・・・未来
の3つへの供養を表しています。
それに伴い、芝台やスリン・蓮華は豪華になるだけでなく、3つへの供養をさらに丁寧にするという意味もあります。
そう考えると、本当にお墓って大切なものですよね。
まだまだ奥が深いので私も日々勉強!
では 「前置き」部分へ~
⑥香炉(こうろ)
香立・香鉢などとも呼ばれます。
ここに家紋を彫刻することが多いです。
⑦花瓶(かびん)
花立・花筒などとも呼ばれます。
上の画像は「丸花瓶」ですが、下の画像のような「角花瓶」もございます。
角花瓶の場合は彫刻が可能ですので、蓮の花や屋号などを彫刻します。
⑧経机(きょうづくえ)型香炉
お経を読む時に経典を載せるための机を経机といいますが、その形に似た香炉といったところでしょうか。
彫刻も可能で豪華なので、横田石材では横田型(Y型)石塔・五輪塔に標準装備となっております。
先程言った「前置き」はこれらを総称した呼び名です。
彫刻見本はこんな感じ。
白黒画面ではちょっとイメージが湧かない…という方には
カラーバージョンも準備しております♪
現物と違いあくまでサンプルですが、白黒よりはかなりイメージが湧くはず!とお客様の事を考えながら、半分自己満足で作成しています(笑)
とりあえず大まかな石塔の名称はご説明させていただきましたが、いかがでしたか?勿論知ってた!という方も居られると思いますが、ご存知だった方もご存知なかった方も最後まで読んでいただきありがとうございました!
お墓参りの際などでちょっと名前を言ってみたら、ご存知ない方から尊敬の眼差しで見られるかもしれません(笑)
※眼差しの判断は責任をもって各自でおこなってください。
最後に…
地域などによって呼び方は様々です。
上記以外にも呼び方はありますので、あくまで一般的な記載です。
次回は霊標と五輪塔をご紹介予定です!
以上、織田でした~